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Page one

by GARBLEPOOR!

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1.
intro 01:40
2.
In Forum 03:17
3.
Ol'steely 03:42
4.
5.
6.
7.
Run Vision 02:43
8.
Born To Make 04:25

about

2001年に発表された作品。HIDENKA,DJ ITAO,IWASA,QUEMO!でつくられたガーブルプー!のファーストアルバム「PageOne」。
タワーレコードでのインタビュー///
 特定のものというよりは、「ヒップホップの手法、人のものをサンプリングして曲にするっていう部分」にもっとも惹かれたというHIDENKAがいて。「アブストラクト系が好きで、そこからジャズにいったり。昔はストリート・スライダーズの音の感じが好きでしたけど」という QUEMOがいて。ミックス・テープやDJセットで太いセンスを見せつけながらも「サザン(オールスターズ)はヒップホップより好きかも知れないなあ」と話すDJ ITAOがいる。もうひとり、IWASAに至っては、「長淵剛が好きで、最初はギター一本じゃなきゃ意味ナイって思ってた」という時期からレゲエやシカゴ・ハウスにハマッたりを繰り返したぐらいだというから、簡単じゃない。もちろん、各々の好む音楽の残像が見えるミクスチャーな音ですね、なんてアホなオチに着地させたいわけではない。ただ、そういう人たちが、まぎれもなくヒップホップを鳴らしていると知ったら、ちょっと胸が踊りはしないだろうか?ということだ。

そもそも、涼しい美男系のDJ ITAOにCD-Rをもらったのは、10月ごろだった。で、聴いた→驚いた! その音を鳴らしていた4 人が、可愛くも胡散臭い響きのグループ名とキャラをもつGARBLEPOOR!だ。

「〈garble〉っていうのは、〈実際にあるものをヒネる〉とか〈勝手に人のものに手をつける〉とか……サンプリングすることでもあるし。〈poor〉は基本的にオレら金がないから(笑)。ひねくれ者の貧乏人っていうか……ガーブルだけだったらカッコ良すぎねえか?って(笑)」(HIDENKA)

「〈プー〉を足したのはオレです。プータローって言葉が好きなんですよ、自由な感じがして」(ITAO)

4人には、なんともいえない絶(奇)妙な(アン)バランスがあるのだが、目の前にいる彼らは飄々と会話を楽しんでいる。というのも、全員が揃って顔を合わせたのが数えるほどだからか。

「会うのは、ほとんどがこういう(取材の)場。4人揃って〈このメンバーでいっしょに頑張ろう!〉っていう機会があったわけじゃなくて」(HIDENKA)

「オレ、最初は3人だと思ってた(笑)」(QUEMO)

「だから、4人組って言われても変な感じ。だってオレがQUEMOと会うのって、今日で5回目とかだもんね(笑)」(IWASA)

「グループっていうより、たまり場みたいなもんですね」(ITAO)

そもそもグループ、というか〈たまり場〉の結成は、ITAOと組んで活動していたHIDENKAが、知り合いを通じてQUEMOとトラックの往復書簡をするようになり、HIDENKAいわく「仕事中にギターを弾いてたりする」バイト先の上司、IWASAに自分たちのデモ・テープを聴かせたことがきっかけになっている。

「僕はCM音楽の制作とかもやってて、20年ぐらい卓録やってるから、テープを聴いたとき、音質に関しては難はあると思った。でもなぜか惹かれるものがあって、いっしょにやれば、おもしろいものになるっていう確信はありましたね。それに個人個人がそれぞれの作品性みたいなものをもっているのが上手く出てるんですよ」(IWASA )

そう、音の話をしなければ。彼らのアルバム『page one』では、IWASAのギターがパーツとしても楽曲全体の骨子としても機能し、ITAOは重いボトムを敷いたうえで冷徹なコスリをキメる。QUEMOのビートが浮かぶ。そして、HIDENKAの男前な語り口が、自身も含めた四者が作るトラックを一本に繋ぐ。繋ぎ目に各人の個性が立ちこめ、それが結果的に GARBLEPOOR!の色となっている。枯れた日なたぼっこ感から、部屋の中での止まらない呑み話のようなグルーヴまで、その色味がものすごく眩しい……そんな音だ。すごく含みがあるようでもあり、シンプルに鳴っているままのようだったり。それはジャケットのありえない美しさ同様、とにかく、既存のヒップホップにはなかった。

「人と同じことはやりたくなくて。逆に既存のものがあるから、オレらがこういうことをやれるっていうのもありますね」(ITAO)

さて、アルバムを聴いて下さい。そうすれば次が聴きたくなるに決まっているから。

「次のこと考えてトラックを作ってますよ。オレだけかも知れないけど(笑)」(QUEMO)

「いやいや、みんなバッチリですよ(笑)。さっきもIWASAのギターとラップだけで1曲録ったんですけど、もうオレ、ハンパないですよ。そのムードに自分たちで酔いつぶれる感じで(笑)」(HIDENKA)。

「次はビートルズの〈White Album〉みたいに、 4人が各々アイデアを出して、死ぬほどたくさんの曲が入ったものにしたいんです。いまは気楽に〈今日やる?〉っていう感じで作れてて、言いたいことも言い合えるし、束縛とかもない。上下関係もいらないしね。いちばん下には HIDENKAがいるから(笑)」(IWASA)。

音と音じゃなく個と個のミクスチャー……っていう言葉は陳腐だが、間違いじゃない。だから、以下のような発言も飛び出す。

「オレは、曲の背景とかを気にしないで音だけを楽しんでほしいんです」(ITAO)。

「いまは音楽をボーダレスに聴いてる人が多いと思うから、〈その調子でいろいろ聴いてよ〉って思いますね」(QUEMO)。

了解。そっちこそ、その調子で頼むよ。

credits

released January 1, 2001

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all rights reserved

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about

HIDENKA Japan

PROFILE////

HIDENKA
A.K.A TENGOKUPLANWORLD
VOCAL
TRACKMAKER

Release///
GARBLEPOOR!
(P-VINE)
GARBLEPOOR!
TENGOKUPLANWORLD
HIDENKA×FUMITAKE TAMURA
(BLACKSMOKER REC)
DOOBEEIS
DOOBEEIS meets BOOT
(FILE REC)
HIDENKA×MANTIS
Colorful house band

映像作品
KING OF OPUS『EVERYDAY』
DJ JUCO
『ぶっ壊れた世界で見る夢が好き』
Adidas Skateboarding Japan
『The Splits』
自身のアルバムREVYBRATIONから『砂の城』
etc...
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